





みんなおんなじAlan(アラン)なのに、
みんなちがう、108の顔を、
ひとりひとり眺めてみる。
途中途中で投げかけられる
6つの言葉にこたえてみる。
108×◯秒でも、108×◯分でも。
いまの心の速度に寄り添いながら、
ページをめくる時間をつくりました。
その時間は自ずと
自分と向き合う時間となります。
それはある種、瞑想に近いかもしれません。
Alanと等身大の手のひらサイズの本を
ぜひあなたの暮らしのどこかに、
しのばせてください。
「Alan108」
B7版 コデックス装
著者:ミフネシノブ
写真:下村しのぶ
アートディレクション:葉田いずみ
企画・編集:竹田理紀
発行・発売:ミネヲ舎
印刷・製本:株式会社イニュニック
ーexplanationー
Alanとは
男でしょうか女でしょうか。
子どもでしょうか、大人でしょうか。
どこの生まれで、どんな言語を話すでしょうか。
そのゆらぎを赦す佇まいの「ヒトガタ」の偶像、Alanは
クリエイター「ミフネシノブ」が制作した土人形です。
本書はミフネの作った108体のAlanと向き合う体験を
かたちにしました。
同じAlanなのに、
違う表情でこちらに語りかける
写真をめくる静かな時間は
自ずと自分に向き合う時間となります。
ーProfileー
下村しのぶ(ミフネシノブ)
北海道生まれ。写真家。ポートレート、雑貨や料理、そしてビルまで、雑誌、書籍、広告等で幅広く活躍。2019年より山形・庄内にも活動の拠点を持ち、東京と行き来しながら作品制作を続け、2021年6月、新作「Loopa」を発表。以来、かたちあるもののその先にあるイメージを、写真表現で問い続けている。また、山形酒田市にて伝統工芸として継承される土人形の保存会に入り、2021年よりミフネシノブの活動名で独自のヒトガタの制作を開始。2022年10月「Alan108」を発表。